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無形資産の価値を伝える努力

POSTED: 2021/02/03 UPDATED: 2021/02/02

ソライロデザインワークスのイマイです。
会社員時代に、大工などの職人単価に疑問を感じることがありました。

職人単価

職人は人工(にんく)で計算されることが多く、1人工いくらという設定があり、1日1人工のような計算があります。

例えば棚板を加工して取り付ける仕事があったとして、

・普通の大工は1日掛けて終わらす=1人工
・技術の高い大工は半日で終わらす=0.5人工

になったりします。

これって一見普通に見えますが、時間で報酬を換算してしまうと、技術が高く仕事を早く終わらせているのにも関わらず、普通の大工より半額になってしまいます。

つまり時間が掛かった方が報酬が貰える時給制ということになります。

技術を高めるには、学び、鍛錬し、習得をします。しかしその過程を価格に反映している方は少ないのが現状です。

理由は、

・基本的に仕事を請負うため、交渉がしにくい（指名までいかない）
・売り方(伝え方)を学ぼうとしていない、気付いていない
・発注者が技術を軽んじている

があると私は感じています。

設計でも同じことが言えるため、弊社では、

・指名案件だけを行う
・段階的に価格を上げる交渉をする
・価値観や世界観を知ってもらう

ということをやり続けています。

これはやらないことを決めることにもなり、事業を安定させるまでに時間と実績と信用が必要になります。

しかし、これをやり続けないと企業も個人も生き残るのが難しい社会になってきていると感じています。

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無形資産の価値は、伝える努力をしないと間違いなく伝わりません。そのことを身を持って感じています。

知ってもらう、届ける、伝える努力をやり続けていきたいと思います。

本日は以上になります。

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